フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ラジオはやばい?

昨日は、ラジオはやばいのではという話をしました。
しかし、あまり否定的な話ばかりをしているとラジオ関係者からお叱りを受けそうです。
今日は、少しだけでも元気の出る話をしてみましょう。
ある代理店の方から、J-WAVEの効果的な使い方について相談を受けました。
直接J-WAVEに問合せたらいいのにと思いましたが、その前に私の意見を聞きたかったのかもしれません。
私はその方に、J-WAVEのどこがいいと思っているのですかと聞きました。


いや、あるクライアントのCMコンセプトに一番合いそうな気がするんだ。
ああいった洗練されたイメージを持っているのはJ-WAVEだけだし、セレブな生活をエンジョイしたいという消費者層にはぴったりじゃないだろうか。
それと、やはり東京の六本木ヒルズに放送局があるというのもいいかな。


何度もいいますが、ラジオはinvisibleなメディアです。
だから、いかにvisibleな表現に力を入れるかが重要になってくると<2005-11-26>のこの欄で書きました。
J-WAVEは、ある意味<見せる部分>で成功しているのかもしれません。
代理店の方の発言はそれを裏打ちさせるものでした。


それと、ラジオへのスポットやタイムの出稿が減り気味とも書きましたが、時間帯によってはまだまだクライアントの引き合いが多い番組もあります。
その典型的な例がラジオショッピングです。
パーソナリティの好感度が高い番組では、信じられないほど商品が売れるということは事実のようです。
通販業界や、メーカーにとってラジオほど手軽に買える効果的なメディアはないのだとも言われています。
私自身は、ラジオショッピングについて、あまりいい印象は持っていないことは何度もこの欄で書いてきました。
また、リスナーの方の中にもラジオショッピングを毛嫌いする人は大勢おられるようです。
しかし、今のラジオ業界の相当の部分をラジオショッピングが支えているのは否定できません。
評判が多少悪くなっても、ラジオショッピングをやめるわけには行かないというのがラジオ関係者の意見でもあるようです。
コミュニティFMとなると、ラジオショッピングはさほど効果的ではないと言う声も聞きます。
やはり、局を代表するようなパーソナリティが育っていないから、訴求力に乏しいのではと思わないでもありません。
また皆さんのコメントなどいただければ幸いです。