フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コマーシャル

ラジオの元気度を測る尺度は、どれだけコマーシャルが入っているかだろう。
コマーシャルと言っても色々ある。
元気度を測るコマーシャルは、いわゆる純広のこと、つまりクライアントから正規の料金をいただいているコマーシャル。
いわゆる社告(主催もののイベント・キャンペーン告知等)やJARO、ac、赤十字などのコマーシャルは入らない。
一昔前のFMは、夕方や夜、土日の枠は、純広で溢れかえっていた。
これを逆Lゾーンといい、一番人気の時間帯であった。
AMはFMと違い、朝や午後帯のワイド番組がコマーシャルの集中するタイム。
後、深夜番組枠なども若者を対象としたクライアントが集中した時間だ。
何度も書くが、今やラジオへのクライアントのニーズは衰退の一途。
特に、若者を対象としたクライアントは続々とインターネットにシフトしていき、FMのかっての賑わいは逆Lゾーンからなくなってしまった。
AMも深夜帯の純広は数えるほど。
LFのオールナイト・ニッポンの凋落ぶりには、私もびっくりするほどである。
「仕方がないよ、若者はもはやラジオなんか聞かないんだから。」
そう、私になげく業界人も多い。
本当に若者が聞かなくなったのか、私には正確に判断できないが、確かに影響力が昔より落ちたことは確かだろう。
ラジオが質を落としたのか、リスナーがラジオに満足できなくなったのか。
もっと内容を充実すれば、若者はまたラジオに戻ってくるのかどうか。
とにかく、もう一度ラジオがコマーシャルで溢れ返る日が戻ってこないかなと、一人願っている次第である。
さて、コミュニティFMである。
コマーシャルはどれだけ入っているだろうか。
ただ音楽だけ流れている、時々しゃべりが入るだけでは、あまりにも元気が感じられない。
ラジオは生きていると感じさせる特効薬は、コマーシャルなのだ。
バラエティ豊かなコマーシャル・メッセージは、あなたの聞いているラジオが今も生き生きと人々に情報を届けていることの証なのだと私は思う。
コマーシャルの無い生活は、はかない生活どすなあ。
いや、わかってくれはりましたか・・・と寺内貫太郎のそっくり社長の顔が浮かぶ。
ぜひ、貴方もはかある(墓ある)人生を。


いかん、ちょっと疲れ気味のようだ。