フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

人心一新

自民党参議院選挙に敗北したが、安倍首相は続投する方向だという。
今回不信任されたのは、安倍首相以前の体制で、安倍さんはこれから改革に立ち向かうところ。
だから、力を発揮するのはこれからだから、変る必要がないのだそうだ。
う〜ん、気持はわからないでもないが〜。
だが、この発想、一般企業だと絶対に許されない。
とんでもない社長の後を引き継ぎ、再建までもう一歩というところまで来て、それでも債務超過だからと首になった社長を何人も知っている。
理不尽な仕打ちを受けても、信任されなければ退場するのが組織なのである。
ましてや、首相という立場で、「私は知らない。悪いのは前任者」では通らないのではないか。
部下は指導者の資質を冷徹に見ている。
後のことを考えれば晩節を汚すのは賢明ではない。
捲土重来、臥薪嘗胆ということもある。
ここは潔くと思うのだが、余計なお世話だろうか。
先日お邪魔したFMえどがわの方からも、人事の話をお伺いした。
やはりコミュニティFMのような小さな組織では、人事と言っても簡単には行かないようだ。
人心一新などと言ったら、辞めてもらうしかないと言われれば、確かにそうですねと納得するしかない。
少ない原資を効率の悪いところに分配する余裕はコミュニティFMにはないだろう。
私も、10年ほど前、社員7人のうち、5人に辞めてもらったことがある。
積極的な意味ではない、業績が低迷し養う余力がなくなったのである。
とにかく業績を改善するためには、組織を再編し改革を断行するのが一番の近道だろう。
極端な場合、全体をリセットすることも必要になってくる。
人心一新は企業の生き残りには重要なファクターだ。
コミュニティFMが拡大スパイラルの途上にないことは否定できない。
どうすれば、健全な企業に脱皮できるか。
自分達の立場も含めて、もう一度検討されたらいかがだろうか。