フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMの本領

災害時、確かにコミュニティFMの情報提供能力は評価に値する。
広域的な放送だと、さほど被害を受けず、通常の番組を放送してほしいという人たちの要望を無視できない。
それゆえ、ある程度の時間を災害情報に避けても、通常番組を中止して特別番組にというわけにはなかなか行かない。
だが、コミュニティFMのような規模だと、例え聞く人が少なかろうと、高いニーズを持ったリスナーへの情報は有益だ。
本当に必要な情報を待つ人に、ピンポイントに情報を出す、コミュニティFMの役割は今回の地震でさらに認識が深まったようだ。
自治体の予算を今後ある程度コミュニティFMに費やしても、表立って異議を唱える人はいなくなるのではないだろうか。
コミュニティFMは、今回の災害情報の出し方を整理し、自分達に何ができるかを強くアピールすべきだと思う。
本当に必要なことに税金を使うのには、住民は文句は言わない。
コミュニティFM側に十分な説明が不足しているから、経費削減対象にされてしまうのではないだろうか。
とにかく、リスナー像をあいまいにしたまま、商業放送を継続するのは限界があるのがコミュニティFMだ。
誰が、コミュニティFMを望んでいるのか。
どんな番組を、地域の住民が望んでいるのか。
ある意味、コミュニティFMがどれだけサービス合戦に勝ち残れるかが今後の勝負だろう。
インビジブルな商品を売るには、いかにビジブルな面に力を入れるかが重要。
見えないサービスに金を払う人は、残念ながら少ないというのが事実といわざるをえないのだ。