フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

聴取率への素朴な疑問

私が関係しているラジオ番組の聴取率が出た。
全体としては上向きだが、それでも1%以下。
どの局もさほど変わらないので、この時間のラジオのSIUから考えるとこんなものかと思った。
ただ、細かく見ていくと、男子高校生の聴取率がダントツによく、2.3%もあった。
これだけあれば、オンの字である。
高校生にこんなに聞かれていますとクライアントに十分アピールできる数字だ。
しかし、個人的にはこの数字、額面どおりには受取れない。
実際の男子高校生のサンプルは、100もない。
そのうちの2〜3人が聞いたにすぎないとも言える。
たまたま、100のサンプルの中に、リスナーが2人いたということだ。
それでいいじゃないか、それが統計というものだと思われる方も多いだろう。
その通り、これが真っ当な統計調査なら、誤差はあるにせよそれほど気にすることはない。
しかしねえ、何か納得できないんですよねえ。
などと考えていると、2007-02-14に同じようなことを書いているのを思い出した。
「デイリーの数字が出ないなら、聴取率調査なんかやめてしまえ・・・」とまで主張している。
確かに、そうかもしれないが、実際番組を作る側に立つと、それでも聴取率調査がないとバロメータが何もなくなってしまうのではと思わないでもない。
メールの数とか、葉書の数とかあるが、やはりレーティングにまさるものはないのが現実だろう。
だから、ここは素直に、今回男子高校生で2.3%とったと自慢していればいいのかもしれない。
ついでに男子大学生は1.6%だったよ、とも。
で、女子高生と女子大生は?
それは言わない約束でしょ・・・・。