フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

人材・2

人材を育てる環境が乏しければ、事業の発展はない。
そう言う趣旨のことを昨日書いた。
逆に言えば、人材が育たない事業には未来がないということだ。
子供はほっておいても育つが、個別の事業の未来を託せる人材は育てようという意志のないところでは生まれない。
ラジオの世界をみていると、もはや自然に金が流れ込むような存在ではなくなりつつある。
まるで早明浦ダムが枯渇するかのように、ラジオは枯渇し始めている。
このままでは、後何年で危ない。
そんな声も聞こえてきかねない、それが今のラジオの現状のようだ。
枯渇しないためには、水を下流に流さなければいいのだと、あるラジオ局の役員は言った。
早い話、金を使うな、リスナーにも出演者にもスタッフにもみんな我慢してもらえという方向へ進みつつある。
しかたがないのだ。
クライアントが潤沢に宣伝費を注ぎ込んでくれた時は過ぎたのだから、と。
金を使わないで人材wo
育てるにはどうしたらいいか、などという人がいるが、金の無いところに人材がやってくるはずもなかろう。
金のない世界に来る人間は、どちらかというとポテンシャルの劣る人材にならざるをえない。
負け犬ばかり集めても、最強軍団は生まれない。
などと、昨今のラジオ業界を見ながら絶望的な気分になっている。
コミュニティFM頑張れ、と言っている場合ではないかもしれない。
ラジオ・ルネッサンスとノー天気にお題目を唱えている人がいるが、精神論だけではロジスティックスは充足できない。
まずは人材を育てるためにどれだけの金を使えるか。
40才以上のオッサン、オバハンなんかほっておけよ。
語弊があるかもしれないが、最近の私の心境である。