フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ある知人

私の知人が、昨年からコミュニティFMの番組を制作しているのですが、今日も一日プライベート・スタジオにこもって何かを作っていました。
何を作っているの?と声をかけると、「番組のジングルを作り直している」との返事。
1年近く経ったから、そろそろリニューアルしようと思ったのだそうです。
色んな人の声を集めてきて、それを加工し、インパクトのあるジングルにするのだと言うのですが、そこまで凝る必要はあるのかなと思いました。
何しろ、この仕事自体がボランティアそのものなのです。
土曜日のゴールデンタイムに放送しているから手は抜けないというのですが、そんな良い時間なのに金になっていないのだから、リスナーもいるかどうかわからないじゃないかと思うのです。
一日かかってジングルを作るに値する番組なのかと。
彼曰く、自分が作る番組はリスナーが聞いていようと聞いていまいと、自分が納得できるかどうかがポイントなのだとか。
偉いですねえ。
ま、職人とは本来そういうものかもしれません。
最近ではアーカイブがはやりで、ラジオ番組といってもデジタルデータとして残す人が増えていますが、その人は一度流れたものには興味がないとか。
ラジオとは、放送されて、空に消えていくものだ。
それでいいではないですか、と気風のいいことを言う。
ああ、そういう放送もあったなあ・・・それがラジオなのかもしれません。
それぐらいの軽いノリで、それでいて手は抜かない。
コミュニティFMにも、こういう職人のような作り手が増えれば、また別の可能性が生まれるかもしれませんね。
あんまり賛同は得られないかなと思いながら今日は書き流してしまいました。
昨日は少し飲みすぎて、一日きつかったです。