フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

一つの試み

いつも貴重な情報を提供してもらっているFM宝塚の方からメールをいただきました。
許可を得て、少し引用させていただきます。


ところで、大阪の千里に続き、兵庫県加古川
新局が誕生しました。


加古川を中心に、有線テレビ放送を展開している
「バンバンテレビ」が免許申請していたもので、
実態は、バンバンテレビとバンバンラジオの両局の経営に
地域紙の「神戸新聞」があたります。


神戸新聞は既に県域局サンテレビラジオ関西の大株主として
両局を実質支配しており、県域FM局であるキッスFMにも
大きな影響力を持っています。
事実上、兵庫県における地域情報のコングロマリットです。


現在、兵庫県内のラジオ局は、
ラジオ関西を中心にコミュニティ局10局が大同団結して
災害報道に対応する為の「ラジネット」という組織を立ち上げています。
そこにバンバンラジオが加わるわけですから
神戸新聞の狙いは自明の理。
今後の問題として、情報の一元化による情報操作の可能性が生まれますが、
地方ではすでに当たり前のこととなってるのでしょうね。
「ラジネット」という組織立上げの試みには大変興味を持ちました。
力のあるリーダーが中心になって、今のコミュニティFMを再編していくという方向性は悪くないと思っています。
確かに、巨大資本がメディアを次々に買収し、情報を一元化する可能性はないとはいえませんが、今のまま中途半端にコミュニティFMが存在するよりはマシかもしれません。
コミュニティFMのビジネスモデル創造のためには、業界がもっとカオス状況に身を置くべきではというのが私の意見です。
神戸新聞がどこまで兵庫県のラジオを再編しようとしているのかわかりませんが、個人的には注目していきたいと思いました。
他の地域では、どんな動きが出始めているのでしょうか。
また、皆さんからの情報をお待ちしております。