フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ラジオの力〜コミュニティFM放送局の可能性

土曜日午後、NHK第一放送の「ラジオの力〜コミュニティFM放送局の可能性」を聞く。
番組としては、バランスよくコミュニティFMを語っているという印象はもった。
コミュニティFM全般についての認識もマアマアで、初めてコミュニティFMのことを聞く人には理解しやすかったのではないかと思う。
いわゆる、コミュニティFM入門、ステップ1と言ったところだろうか。
などというと、それは評価しすぎという声も聞こえてきそうだ。
中途半端ではないか、特にコミュニティFMの当事者3人による討論会は生煮えだといわれるかもしれない。
しかし、ハナから議論が深まるわけはないというのは見えていたのではないだろうか。
ご承知のように、コミュニティFMの実態は三者三様である。
同じように見えていて、実際は水と油みたいな局もある。
それをコミュニティFMという大きなカテゴリーでまとめると、放送がこれぐらいの散漫な印象になるのは仕方がないと私は思う。
大体、この番組は何をリスナーに訴えようとしたのか。
こういう放送局もあります、お近くにあれば一度は聞いてあげてくださいという紹介番組だったら、これはこれでよいのではないか。
コミュニティFMをもっと地元の人にきいてもらい、災害時にもっと活用できるようにしようというのが意図なら、もちろん話は中途半端すぎる。
コミュニティFMが経営に行き詰まっているので、それをどう打開するかというような経済論議であれば、そういう専門家が一人も出てこなかったのだから、議論は盛り上がらないのは仕方がない。
ま、個人的な感想を率直に言うと、「NHKのきれいごと討論会」システムで、うまくコミュニティFMを処理されたなというところだ。
いくつか、指摘されていたポイントだけ書いておく。
コミュニティFMにキーワードは3つ。
「情報発信」「経営安定」「公共性」なのだとか。
それと、木村さんが2000年の総選挙の時に民主党のスポットをコミュニティFMで流した話が面白かった。
クリントン元大統領の選挙スポットの方法論を使ったのだという。
アメリカでは、リスナー(大衆)を55のパターンに分け、それぞれに向けたスポットを流した。
日本では、木村さんは9つのパターンに分け、同様にスポットを流したのだという。
で、その結果は?
長くなるので、この続きは明日。