フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ラジオは脳にきく?

板倉徹「ラジオは脳にきく」という本がある。
ある人が持っていたので、さっと読み流した。
ラジオは脳を活性化するのだという。
音声が耳に入ると、脳はそれを実体化しようとしてイメージ中枢を刺激する。
音声情報を映像化する作業がそこで行われる、だから脳が活性化するらしい。
わからないでもない。
これがテレビだと、ただそこにある情報だけで満足してしまう。
見ているだけで満足する。
右脳があまり働かないため、脳の活性化は制限される。
ラジオはボケの防止に役立つが、テレビはむしろボケを促進させる?
以上は、斜め読みした私の勝手な理解である。
興味のある方は実際にその本にあたってほしい。
TBSラジオのサイトには、この本を特集しているページがある。
http://www.tbs.co.jp/radio/brain/
「ラジオは脳にきく」というキャンペーンをTBSがやっていたようだ。
全く気づかなかった、お恥ずかしい限り。
かって大宅壮一氏がテレビばかり見ていると「一億総白痴化」すると警告を発していた。
想像力や思考力を奪う、それがテレビだというのだろう。
ラジオは確かに想像力を養うにはいいメディアかもしれない。
思考力までは、さてどうなのだろうか。
健康ブームなのだし、いわゆる老人問題とか認知症が話題になったりするのだから、もっとラジオは「脳にいい、健康にいい」メディアと主張してもよいのではないだろうか。
私のような「歩くラジオ」の愛好家も増えてきているような気がする。
広告効果までは知らないが、少なくとも健康に関心のある人はラジオを聞くようになっているというメッセージはマーケット的に十分有効ではないかと思わないでもない。
テレビは脳に悪いが、ラジオはとても脳にききますなんて言えば、それは言いすぎとクレームが来るかもしれない。
個人的にはテレビを見るのをやめて、もっとラジオを聞きましょうというキャンペーンは応援したい。
余計なことをと業界人は言うかもしれないが。