フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMの社長さん・2

放送は認可されれば儲かるなんて誰が言い出したのだろう。
儲かっていない放送局なんてコミュニティFM以外にもいっぱいある。
テレビだと東京のMXテレビは、儲かっているとはお世辞にも言えないし、ネット系列の地方局も、制作費を毎年カットしているところも多い。
FM局だと北海道のノースウェーブは一時期売りに出されていたと聞くし、福岡のクロスFMも苦闘しているらしい。
新潟の第二局は、どうやって経営しているのだろうと同情してしまうほどだ。
こういうところの社長さんは本当に大変である。
奥の院でふんぞり返っていたら、足元が次々に崩落しかねない。
今年9/3のこの欄でFM大分の例を出したが、放送局はとにかく儲かるのだという幻想は未だに根強いのはどうしてだろうか。
私がやれば、きっと利益が出るなんていう社長さんがおられたら、一度じっくりご教示を受けたいくらいである。
さて、それほどメジャーな放送局でさえ楽ではない状況で、コミュニティFMの社長さんはどんな問題意識を持って日々経営をされているのだろうか。
タイム、売れますか?
スポット、売れますか?
聞きごたえのある番組を作れるほどの制作費がありますか?
コミュニティFMの商品って一体なんでしょう。
いわゆるマーチャンダイジングは、日々なされているのでしょうか。
学習する場は用意されているのでしょうか。
商品を開発するのは現場の仕事だ、社長のすることではないと言う方もおられるかもしれません。
でも、肝心の商品開発能力を持つスタッフが現場におられますか。
コミュニティFMのような零細組織では、現場のリーダーは多分社長なのではないでしょうか。
何のために社長はおられるのでしょう。
一番必要な知識を持っている人が社長でないと、コミュニティFMなんて持たないと思われませんか。
コミュニティFMの社長の仕事って何?
明日もこの続きを。