フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

年末進行・2

12/4に書いた年末進行について、あるコミュニティFMの方からメールをいただきました。


年末進行については、弊社は若干の録音はあるものの
通常通りの生番組対応ですので、ボランティアさんも含め
年末・年始とも出勤しています。
勿論、独身者だけでなく、主婦の方にもご協力頂いています。
正月だからといって、特別なことはしない。
自然体でやるのが、一番合理的だということなのかもしれません。
私のスタッフが関与しているコミュニティFMの番組表を見ると、生放送表記がほとんどなく、多分パケで流しているのだろうと思われる番組が並んでいました。
行政から流れてくる情報もないし、その他の公的な情報も需要がありそうにもない。
正月3が日は基本的に局舎を閉鎖しようということなのでしょうか。


私が昔いた局は、正月は生番組はほとんど特別番組に変えられていました。
正月にあえて短期的なスポットを流すスポンサーは少ない。
通常の生番組を流しても制作費が出て行くだけでペイしないというわけで、すべて年末にパケしておわりのハコ番組に変えるのです。
その代わり、1回だけですから出演者も少し豪華になりますし、普段より少し金もかけます。
その制作費はどこから出るかというと、たいてい代理店さんが工面されてきた金だったり、スポンサーからの付き合い金みたいなものだったりしました。
正月ぐらいは、いつも世話になっているからと、無理して提供してくださる方も多かったのです。
おかげで、制作人はますます年末は地獄になります。
生番組の方が楽なのにと思いながら、いつもより2つも3つも多く番組を担当することになるわけです。
で、正月は局舎は閑散とします。
会社も社員が出社すると特別出勤手当てを払わないといけないため、最小限の社員しか出て来させませんでしたし。
ま、今は生番組は正月も生番組として対応しているようです。
多分、正月のお年玉がわりにラジオ局に制作費を寄付しようなんてスポンサーはいなくなってしまったのかもしれません。
どちらがよかったのか、今のところ何ともいえないと私は思っています。