フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

千里のコミュニティFM

11/3の「低出力 コミュニティFM」で触れた千里のコミュニティFMに予備免許が下りたと、今日の朝日新聞の大阪地域版に出ていたそうです。
で、近畿総合通信局のサイトをチェックしたところ、12/5に「千里ニュータウンにおけるコミュニティFM局に予備免許を付与」と出ていました。
出力は、私の予想に反して10Wでした。(申し訳ありません)
千里ニュータウン全域をカバーするには、10Wぐらい必要だと確かに思います。
ついでに、同サイトによれば発起人代表は、例のチワワで大当たりされた方なので、少し驚きました。
確かタレント・プロダクションもされていたはずなので、所属の方を活用できれば、放送の水準はマアマア保てるのではないでしょうか。
といっても、私の大阪に関する知識は10年以上前のものなので、当たっているかどうかは自信がありませんが。
さて、内容的には何とかなるのではと私は予測するのですが、儲かるかどうかについては疑問という立場は変わりません。
よく、関係者から、フロムさんがやればコミュニティFMでも利益が出ると思っておられるんじゃないですか?と揶揄的に言われたりします。
全権を任せてくれたら、利益ぐらい簡単に出せると私が思っているかどうかを聞いているのだと思います。
答は、簡単です。
会社を経営するという観点から考えると、私がどれだけ画期的な方策を講じても利益を出すのは無理だと思っています。
利益を出せるコミュニティFMとは、例えば社員10人として、人件費を最低でも年間5000万円、一般管理に3000万円、合計8000万円の営業利益を出せるコミュニティFMを指すのだと私は思います。
できれば、これに将来的投資にまわせる金が年間500万ぐらいほしいですね。
私が考えられるコミュニティFMの営業利益は年間2000万円ぐらいです。
その利益を人件費と一般管理費に回すと、社員5人の一人当たりの年収は自ずと300万以下、設備費に回せる金はほとんどない、CDは買えない、新たに投資する余裕はまるでない。
どうやっても拡大再生産プロセスに入れない、そんな後ろ向きなビジネスにしかならないと思うのです。
自治体や親企業からのコンスタントな補助金をもらって、何とか会社の対面が保てるというパターンはあるかもしれません。
でも、これは普通ビジネスとは呼びません。
それ自体が自立して拡大再生産過程に入っていない限り、儲かる会社にはならない、コミュニティFMにはそれは無理だというのが私の繰り返し述べている意見です。
明日もこのあたりの話をもう少し書いてみます。