フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

レスポンス広告・2

ダイレクトレスポンス広告の2回目。
ちなみに昨日書いた代理店はメジャーなエージェント。
ダイレクトレスポンス広告の割合は、多分自社での扱いの割合をさしているのであって、ラジオ局の全スポットの60%がレスポンス広告の意味ではないと思う。(実際にそんなに多くないし)
で、何故レスポンス広告がラジオに増えてきているかについてこう説明している。
テレビやインターネットは、メディア側からデイリーに報告が出る。
テレビは分ごとの視聴率が出るし、最近は個人視聴率まで報告される。
おかげで、一般の方もF1だのF2だのと言う概念を認知するようになった。
自社のメッセージ(商品)が毎日どの層にどうリーチしたかの見当がほぼつくとみなされている。
インターネットは、もっと細かい個人データまで場合によっては報告が返ってくる。
費用対効果がこれだけはっきりでれば、プロモーション計画も立てやすいだろう。
デイリーに報告が出ないのが、新聞、雑誌、ラジオなのだと言う。
ラジオはきわめてアバウトな広告効果しかわからない。
又、ラジオ局もそれで良しとしている。
ラジオの聴取率調査なんか、東京で2ヶ月に1回、大阪で3ヶ月に1回である。
他の地域はそれよりも少ない。
しかも日記式といって、自分が聞いた番組を紙の上でチェックするだけ。
本当にその番組を聞いたかどうかわからない。
自分が普段聞いていると思われる番組、自分が好意をもっているラジオ局の番組をアトランダムに○するだけの人もいそうだ。
何しろ、私が高校生の頃一度その聴取率調査のサンプルに選ばれて、回答したことがあるのだ。
悪いが、そんなに必死になって忠実に答えた記憶がない。
それでV10達成などと豪語するラジオ局があっても、統計的な有意性があるとはとても言えまい。
聴取率1.0だったら、誤差だけで0になりかねないのが今のレーティングなのである。
ラジオはイメージ広告に向かない、レスポンス広告しか、もはやラジオを効果的に使う道はないと代理店が思うのもわかる気がするのだ。
この話は又明日続けたい。