フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

レスポンス広告

レスポンス広告をご存知だろうか。
前にも軽く触れたことがあるが、あるマーケティング辞典にはこう書いてある。


商品や企業などの認知度を高めるイメージ(ブランド)広告に対して、ダイレクトレスポンス広告は直接、顧客からの注文や問い合わせを受け付けることが目的の広告。通信販売が代表的。
マーケティング的にはダイレクトレスポンス広告と呼ぶらしい。
最近のラジオは、専らレスポンス広告が主流になりつつあるのだとか。
先日ある代理店の方からこんな話を聞いた。


今年上期のAM局のスポット売上、何と60%がダイレクトレスポンス広告で占められているのだとか。
FMではまだ28%らしいのだが、これはFM局が過度にレスポンス広告をいやがっているからだという。
そういう話をしていた方が確かにいた。
某保険会社のスポット、この放送を聞いた方はここへ電話しろと告知。
かかってきた本数(重複はカウントしない)に応じてスポット料を払うのだという。
つまり従来は1本あたり2万とか3万だったのが、レスポンスに応じて払う方式に変わったわけだ。
スポットを100本放送しても、例えば10人からしか反応がなければ10万円しかもらえないというように。
そんなの不公平だ。
クライアントは何のリスクも負わずに、顧客だけを持っていく気かとFM関係者。
放送した以上、名前を連呼するわけだからプロモーション効果はある。
例え、反応は少なくとも、耳に残っている人は多いはず。
その分をただ取りするなんて、というのがその人の言い分だった。
FM局は、レスポンス広告から手を引いている、なんて言った人もいたが、AMがそんなに増えていたことをその人は知らなかったのだろうか。
もはや、ラジオはレスポンス広告抜きに商売などできないと代理店の方は言っているようだ。
昔のビジネスモデルは終わり、これからはレスポンス広告を使った新しいビジネスモデルにシフトすべきだ、と。
さて、FM局は今後どうするのか。
明日もこの話を書く。