フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

団塊の世代を糾弾する人々

あるDJの方と先ほどまで話をしていた。
今の元凶は「団塊の世代の無責任」だと主張する彼。
その子供がニート化したことが何よりの証左だという。
団塊の世代が文化の継続を断ち切ったのは、確かにそうかもしれない。
世代を超えて、伝統的につないできた文化が次々と断絶している。
大家族など、今やほとんど存在しないし、核家族化してそれぞれが閉鎖的な社会を作るのが当たり前になった。
そりゃ、子供も減るだろうし、相互の助け合いのインセンティブなども働かないだろう。
老人は、その子供の世代が面倒を見るのは当たり前ではなかったか。
今や、その義務を国や自治体に押し付けているだけではないか。
そんな体制を肯定的に建設してきたのが、団塊の世代だ。
全共闘という形で、伝統文化を破壊し、その上にいびつな個人社会を作った。
今、問題だといわれているのは、ほとんどそれに起因する。
世代の連続性が失われている、結婚する必要を感じないのも、子供を作らないのも、結局は伝統を失ったからではないか。
議論は、堂々めぐりし、私も疲れてしまった。
放送界が新しいビジョンを打ち出せないのも、結局団塊の世代が権限を牛耳っているからだという意見はどうなのだろう。
団塊の世代=悪というのも、何らかの政治力学が働いているような気もする。
指摘は新鮮だったが、私の中では不消化。
もう少し考えをまとめている必要がありそうだ。