フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

デジタルラジオとネット掲示板・3

デジタルラジオネット掲示板のようにマルチチャンネルで、融通無碍な番組編成にしてはどうかと思うのだ。
一つ一つのチャンネルが利益構造をもたらすのではなく、マルチプレックス自体が利益を生み出す構造にすればいいのではないだろうか。
リスナーを管理するとともに、クライアントへの営業行為もマルチプレックスが行うのだ。
ある部分はマルチプレックスがリスクを持ち、営業的に集めた金はすべてマルチプレックスに入ってくるというように。
各チャンネルは、貢献度に合わせてマルチプレックスから分配金をもらうもよし、番組(スレッド)単位で利益構造を作るもよしとか色々考えられそうな気がする。
とにかく掲示板のように、人が少なければ淘汰されるというシステムが必要かもしれない。
今のアナログ放送の延長に漫然とデジタルラジオを考えるのは、あまり有益とはいえないのではないだろうか。
昨日、空港にいて思ったことだが、空港って確かに情報的に飢えを感じる場所ではある。
自分の乗る飛行機が定刻どおりに出るかどうかとか、搭乗時間は遅れたりしないのかとか、トランジットは大丈夫なのだろうかとか、別会社の便が先に飛ぶかもしれないとか、空席が存在するかどうかとか、とにかく実際に担当者に聞きに行かないとわからないことが多いのだ。
ラジオさえ聞いていれば便利な情報を簡単にゲットできるようにならないものかと思う。
これは空港だけではない。
新幹線の駅でもそう思うし、新宿駅大阪駅などのターミナル駅でも思うことだ。
情報がなければ、次にどう動いていいのかわからない場所、そういうところにラジオがあればとよく思う。
本当はコミュニティFMのような、限定されたサービスエリアのラジオがこういう機能をもてはいいのにと思うが、サービスエリアは限定されても、リスナーは限定してはいけないみたいな傾向がコミュニティFMにありそうである。
デジタルラジオが何百というチャンネルを持つようになれば、こういったサービスも可能かもしれない。
その意味では、コミュニティFMデジタルラジオ化した方が利便性も生まれてくるのではないだろうか。
とにかく、今はまだアナログラジオの延長にしかデジタルラジオをイメージしていない。
この種の議論を本当はもっと活発に交わしてほしいと思うのだが、どうもそうなっていないように思うのは私だけではないだろう。