花火
今日は神宮の花火大会があった。
私も事務所のベランダからバラエティ豊かな花火の饗宴にしばし見とれていた。
そういえば、昔スタジオの中で花火をしようなどという奴がいた。
番組内で花火をするとどんな音になるか、などという。
そんなのやったらやばいだろう、と誰かが止めにはいる。
大丈夫だよ、ほんのちょっとやって消すから。
で、スタジオを暗くし、ライターで花火に点火。
花火がはじけたように、光を放つ。
パシパシパシ!
そしてどうなったか・・・・。
哀れ、スタジオ内の火災報知器が強烈な警告音とともに点滅しましたとさ・・・。
若気の至り。
よい放送マンは、絶対にマネをしてはいけませんよ・・。
私がまだ20代の頃は、まだまだ無茶苦茶な連中が多かった。
泊まりの時は、事務所の中で野球をする。
紙で作ったボールでやるのだが、ガムテープで補強するものだから意外と硬い。
で、これが蛍光灯に命中すると、パッカーンと音を立ててガラスが粉々に散らばる。
うわあ〜やっちゃった〜。
朝、ビルの管理に連絡し、取り替えてもらう。
まさか、事務所の中で野球をやって割ったとはいえない。
適当な理由をつけて、会社の総務に事後連絡。
今こんなことやっていたら、たぶん休職処分ぐらいは食らいそうだ。
やはり泊まりの人間が酔っ払って、一斗樽の酒を事務所にひっくり返したこともあった。
おかげでしばらく事務所の中は酒くさかった。
あの頃はどうして、あんなことが許されていたのだろう。
社会のアロウワンスが広かったのかもしれない。
最近、何かと窮屈な方向へ社会が動き始めているような気がする。
社会が寛容であることが本来とても大事なのに、最近はどうも住みにくい方へ風が吹いているのはなぜなんだろう。
過ぎたるは及ばざるがごとし、別に自分の過去を正当化するわけではありませんが。