フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

評判のいいラジオ局

評判のいいラジオ局というのは、どんなラジオ局だろうか。
聴取率がいい局というのが一番かもしれないが、面白い制作マンのいる局、アイデアが豊富な局など色んなパターンがあると思われる。
私が一番評価するラジオ局はどんな局かと聞かれると、「サプライズのある局」と答えるだろう。
「え?そんなことできるのですか?」
外部の方が思わずそんな声をあげてしまう、それが私の言う「サプライズのある放送局」だ。
とてもこんな要望には応じてくれないだろう、そこまでケアはしてくれないだろうと思っていたら、それ以上の提案がラジオ局から出てくる。
何て、魅力的な局だろう、話しやすい局だろう、外部の人がそう思ってくれるだけで、ラジオ局の業績は飛躍的に伸びるはず。
言い換えれば、ラジオ局に色んな提案を持っていったり、クライアントの要望を持っていったとしても、局側からまともな答がほとんど返ってこない、それが普通のラジオ局かもしれないからだ。
「そんなことできるわけがないでしょ。」
「予算をもう少し増やしてくれないと、とてもご要望には応じられません。」
「うちにはそんな企画力ないですから、そちらで決めて、企画書にして持ってきてください。そしたら今度の会議に出しますから。あ、できればクライアントの内諾ももらっておいてくださいね。」
ろくでもない局が多すぎるのかもしれない。
だから、どんな要望にも応じよう、クライアントのニーズに合った企画を全社的に考えようとするラジオ局なら、いくらラジオ冬の時代でも生き延びられると私は思うのだ。
「え?ほんとですか?この予算でそれができるのですか。」
「あ、なるほど、それならクライアントも大喜びです。本当にできるんですか?大丈夫?助かります〜」
「いやあ、今まで〇〇局とやっていて、そんな提案出てきたこと無かったんですよ。面白いですねえ、ぜひ一緒にやりましょう。きっとお客さんも喜んでくれると思いますよ。」
さて、皆さんの局は「サプライズのある局」になっているだろうか?
他には真似できない、驚きをもって受け止められるような提案ができているだろうか?
めざせ、サプライズのあるラジオ局!
今日のちょっとした提案でした。