フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

気になること

TBSラジオの「アクセス」をウォーキング用のBGMとして好んで聴いているのだが、どうも気になることがある。
それは、番組内で有料スポットがほとんど流れないこと。
一応、講談社の名前が番組提供クレジットで紹介されているが、肝心のスポット自体はほとんど聴かれない。
前は、三共の風邪薬や胃腸薬のCMが繰り返し流れていたのだが、民放ラジオとしてはどうにも寂しいものになっている。
有料スポットが流れないということは、すなわち営業的に成功していないということでもある。
民放育ちの私には、「大丈夫、この番組?」と気になってしかたがないのだ。
それでなくとも、毎日そこそこのランクの出演者がずらっと並んでいる。
月に400万円程度の制作費が設定されているのではと思うのだが、この現状ではリクープできないだろう。
番組のネット局から制作の分担金でもとっているのだろうか。
AMラジオって、たぶん平日の朝ワイドが一番利益率がよさそうである。
細分化されたコーナーすべてにスポンサーがついている。
しかも5分程度の番組に3社も4社も社名が読まれる。
それに比べて他の時間帯は、営業的には今ひとつだなと思うことが多い。
最近は巨人の人気もさっぱりなので、ナイターも昔ほどのスポンサーがついていない。
深夜番組もそう。
レコード会社の新曲スポット目白押しという時期もあったのに、今では自局関連のイベントスポットばかり。
制作費をカットするしかないという声ばかり聞こえるラジオ局内である。
大丈夫?ラジオ局。
FM業界も、たぶんAMと同じような状況だろう思うが、そうなるとコミュニティFMなんてもっと悲惨かもしれない。
これ以上下がりようもないと自嘲的に言われる人もあった。
もう一度ラジオの時代は来るのだろうか。
ますます気になっている私である。