フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

沈みゆくラジオ?

最近、ラジオの世界ではいい話があまり聞かれない。
RABJがラジオの魅力を広範囲に語ってくれているのに、実感がまるでないというか。
ラジオをこういう風に使ったら、売上がこんなに伸びましたなんて景気のいい話もなし。
J-WAVEがインターネット放送を始めたとか、民放連でキャンペーンを始めたとか、どこそこで夏のイベントを開催したとかが業界紙に載っていたりするが、だからどうしたの?という感じさえする。
それがビジネスの次の広がりを生むとは思えないのだ。
今月も前年をクリアできなかった。
前年度比95%、赤字予想は億単位。
もうラジオはだめかもしれない、ただ沈みゆくだけとため息混じりに話す経営者の方もいる。
そういえばデジタルラジオも軌道修正を余儀なくされているようだ。
2011年以降の空いたVHF帯をラジオに割り当てると決まったわけではないと総務省が言い始めたらしい。
4chから12chは既存のラジオ局に割り当てられるものと信じていた連中が慌てふためいているとも。
電波行政って、そういえば本当に揺れ動いている。
NHKの減波だって、政治的な動きもあり、最終的にどうなるかもわからない。
ラジオの未来を語るには、あまりにも制度的な課題がありすぎる。
既得権者がその権利を主張するだけで推移してきた放送業界、さて今後どう変化していくか。
未だ五里霧中というところかもしれない。