フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ラジオショッピングは要らない?・4

ラジオショッピングについては色々と書きたいことがあるのですが、関係者が私の周囲に少なからずおられますので個人的には書きにくい面も多いのです。
そう思っていると、FMマザーシップの方のブログでこういう指摘がありました。


『にも関わらず・・・今のコミFMのラジショピ(弊社の造語です)は生産者→日○直販等→代理店→中継ぎ社→各コミFM局となっており、消費者と一番近い放送局まで5段階もあります。
大半が大手の企業に持って行かれて力のないコミFM団体はうまく利用されて儲からない仕組みになっています。
つまり交渉力のないものは相手からの言いなりで、売れてなんぼのプレッシャーまでかけられて、基本の電波料さえ頂けない。
ところが通販企業は儲かるのです、リピーターの客が確保されていますから、コミFMは新規客だけ獲得の道具となり、一生新規客獲得のみの馬車馬の様に走り続けています。』


あ、よくわかっておられるんだな、と思いました。
コミュニティFMでラジオショッピングをやっても反応があまりない、だからコミュニティFMでやる価値はない」、たぶんこの考え方は誤りです。
それが完全歩合制(出来高払い)なら、通販業者は反応が薄くても何の問題もありません。
存在をアピールできるからいい、と言う指摘も間違ってはいませんが、とにかく安い経費で一人の顧客をつかめればそれでよいのです。
一人の顧客は、少なくとも情報だけでものを買ってくれる属性をもった人なのです。
その人に、ダイレクトメールで今後も商品情報を出していれば、高い確率で次の商品を買ってくれると考えられます。
つまり1回目の購買は放送局に何らかのマージンを払わないといけませんが、二度目からはマージンは発生しない,すべて自分のところが独占できるのです。
早い話、1回目のマージンを払うだけで、優良顧客の名簿を獲得できるのですから、こんな効率的なことはないではありませんか。
ラジオ媒体は、まだ顧客化されていない、新しい顧客をつかむためには有効な手段なのです。
しかも、コミュニティFMだと、すべて歩合制ですむ、何て魅力的なメディアでしょうか。
それがわかれば、歩合制のラジオショッピングなんてやってられないと思われませんか、コミュニティFMの皆さん。
マザーシップさんの指摘は真っ当だと思います。
すでにご存知の方も多いのだと思いますが、取り上げさせていただきました。