フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ラジオショッピングは要らない?

さて、リスナーご指摘のラジオショッピングについてです。
・ラジオショッピング→いらないよ!ほしいなら自分でお店いくから・・・。
確かに平均的なリスナーはラジオショッピングに対してそういう感想をお持ちだろうと思います。
個人的な推測では、リスナーの8割はラジオショッピングのコーナーにいい感情を持っていないようです。
せっかくの時間をラジオショッピングのような愚にもつかぬコンテンツで埋めるなと。
ラジオでわざわざやるな、もっと他に流すものがあるだろう。
これ、私も同感なんですね。
8割ものリスナーが不快に思っているのに、何故やめないんだ、ラジオ局は。
そして、この意見、現場のスタッフも同じなのです。
せっかくいい感じで番組が進んでいるのに、ラジオショッピングになって途端にテンションが下がる。
テンション下げてどうするの、リスナーが逃げるじゃないか、それなのにレーティングを上げろなんていわれても困るじゃないですか。


じゃ、何故今日もラジオショッピングは続くのか?
答は簡単です、ラジオ局の利益が半端じゃないからです。
8割の人に嫌われても2割の人が関心をもってくれれば、通販会社も放送局も十分儲かるのです。
ラジオショッピングについては、何度か本欄でもとりあげました。
今日の話題に一番近い指摘をしているのは、これ(2004/08/28)ですかね。
とにかく、ラジオショッピングに関心をもってくれているリスナーは=購買リスナーなのです。
言い換えれば、金を使ってくれる層。
1万円の商品を買ってくれれば、利益は20%の2000円と仮定します。
1回の放送で100人の方が購入されたら、20万円の利益になるのです。
それが月〜金のベルトで1ヶ月やれば、×20日で月400万。
しかも、一度購買層をデータベース化すれば、今後どのような商品がどれだけの頻度で購入されるかもわかるようになります。
ラジオショッピングは、ある意味金のなる木でもあるのです。
8割の人が嫌がろうと、放送局はやめられない、ご理解いただけるでしょうか。


ラジオショッピングの話は、もう少し付け加えることがありそうです。
続きは、月曜日のこの欄で。(明日は休みます)