フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

リスナー参加?

昨日の続きです。
あるリスナーの方からのメール。


最近のFMは
・DJの選曲よりプロモ優先の同じ曲ばかり→毎日聞くとそのアーティストが嫌いになる
・やたら視聴者の電話参加→プロのDJと素人の会話、ほとんどかみ合わない・・・
・ラジオショッピング→いらないよ!ほしいなら自分でお店いくから・・・(以上引用)


ヘビーローテーションはヒットのきっかけを作るのが目的であり、反感買っているのにそれに無自覚でただ毎日かけているという印象を与えてはいけません。
ヒットしそうになければ、そこでやめるぐらいの判断は必要です。
1ヶ月かけると約束したから、なんて理由で話題にもならないのにかけつづけるのは自殺行為だと私は思います。
受けなければさっさと撤収。
客商売では大事なことではないでしょうか。
さて、二番目の視聴者参加の件。
プロのDJと素人の会話がかみ合わないというのは確かに問題です。
でも、作り手側としては、これはDJ側に大いに問題があると思うのです。
なぜなら、DJはプロなのでしょう?
プロのくせに素人のしゃべりをハンドリングできなくてどうするのですか。
リスナーが聞きやすいように、素人さんの話し方を誘導する、それがプロの仕事なのです。
かみ合わないまま、話を進めるようなDJはプロではありません。
マチュアがアマチュア相手に話しているから、会話がグダグダになるのでしょう。
また、それぐらいの力量しかないDJにリスナー参加の番組をまかせてはいけないのではないですか。
TBSの「アクセス」を聞いていると、そのあたりの処理はマアマア慣れているなと感じます。
グダグダになりそうな素人の方は、最初の段階ではじいていると思いますし、また脱線しそうになるとディレクターの指示で会話の中にパーソナリティがカットインしています。
不体裁に聞こえるときもありますが、グダグダな会話を聞かせられるよりもリスナーは安心できるというものです。
視聴者の電話参加番組は、アメリカのトークラジオのコアコンピタンスなわけで、それが商売として成り立っているわけですから、可能性がないわけではないはずです。
このリスナーの方が不満に思われるとするのなら、それは、何のノーハウもないのにトークラジオをするなという気持ちの現れでしょう。
個人的には、私もあまり視聴者の電話参加番組は好きではありませんが、工夫次第で面白い番組になるということも事実だと思っております。
明日は、最後のラジオショッピングについて書いてみます。