フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

電波は届くよ どこまでも〜♪

先週の日曜日、私は関西にいた。
夜になり、いつものごとく携帯ラジオを持って、ウォーキングに出た。
適当にダイヤルを変えていると、倖田來未大阪弁のしゃべりが聞こえてきた。
大阪の放送局でDJやっているのか、ネット番組なのかなと思いながらしばらく聞いていた。
それはある女優へのメッセージだったということに気づいた。
女優が倖田來未のファンで、前からメッセージをほしがっていたらしい。
で、スタッフが彼女のために倖田來未からメッセージをもらってきて、それを聞かせていたというシチュエーションだった。
さて、その女優とは誰か?
ま、別にクイズ風にするほどのこともない。
NHKの朝ドラ「てるてる家族」のヒロイン、石原さとみちゃんだ。
そこで初めて気づいた。
これ、ひょっとしたらニッポン放送
そうなのだ、私は関西にいてニッポン放送を何不自由なく聞いていたのだ。
しばらくすると、番組は上戸彩に変わった。
アテンションプリーズ」で今羽田のロケ現場にいる、という。
スタジオに行くスケジュールがとれないのだろう。
無理やり、撮影の合間を使ってラジオ番組を収録しているのだ。
これは、私も何度かやったからわかる。
スケジュールがとれない、なら、直接映画の撮影現場でとってしまえ。
なにしろ、映画の撮影なんか待ち時間だらけ。
ラジオなんか1時間もあれば、さっさと収録できる。
ま、それだけ完成度が落ちるが、ラジオにそこまで求める人もいるまいと勝手に判断していた。
閑話休題
しかし、ニッポン放送って、電波がよく飛ぶなあ。
かえって東京で聞くときの方が雑音が多かったりする。
不思議。
TBSとか文化放送なんか、ほとんど聞こえないのに、どうなっているのだろうか。
確かに、これだけ飛ぶラジオって、コミュニティFMからしたらきっと羨ましいだろうと思う。
地域の放送とはいえ、何とかしたら全国で、いや外国でも聞きたいと制作者なら思うはず。
どうしてインターネットでそれを流しちゃいけないの?
著作権者の権利を侵害する?
どうして?
インターネットで流す=著作嫌の侵害、なんて常識的に考えたらおかしくないか。
法が整備されていないなら、整備すればいいだけのことだ。
ネットに流したら、権利が侵害されるなんて、どういう発想なのだろうか。
業界人として長い私にも、このあたりの理屈はよくわからない。
私も何がしかの音楽関係の著作権を持っているが、ネットで流してくれても全然かまわない。
何が問題なのか、金の分配方法?
それとも新たに参入する連中を排除したい、だけのことかもね。