フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFM・一つの形

コミュニティFMの一つの組織モデルを考えてみた。
基本は、繰り返し書くが、コミュニティFMは儲からないということを前提にすること。
毎月の売上で毎月の経費を賄おうとしないことだ。
必要な経費は、公共的な出費として自治体から得る。
これは、災害時の公共的な使命を果たすことを前提に予算化してもらう。
人件費は全体の管理を任された人(学校でいえば先生的立場)以外は、基本的に出さない。
制作スタッフはボランティア。
考え方としては、学校のクラブ活動と同じだと認識してもらう。
クラブを運営する経費は参加者から毎月徴収。
放送は,クラブ活動で学んだことの実践の場とする。
最初は素人同然かもしれないが、繰り返すうちにスキルは上がるはず。
番組が商品として成立するようになれば、スポンサーさがしを始めてもいい。
ネットを使って商売ができるなら、それを放送局の維持経費に使う。
それ以外の売上(タウン誌とのタイアップ他)があるのなら、それも経費に流用。
お金が余れば、スタッフに分配することもある。
スタッフは、スキルが上がればプロとして社会に出ればいい。
むしろ、そういう形でスタッフが入れ替わる方がコミュニティFMの活性化が図れるのでは。
年功序列も終身雇用もここにはない。
他のコミュニティFM局との切磋琢磨を通じて、常に自分達の向上をめざす。
そのためのコンクールなどもあってもよさそうだ。
私は、そういった組織を前提に、「波の数だけだきしめて放送局」を作りたい。
DJは日焼けした、心も身体もスマートな女性。
音楽がふんだんに流れ、コメントもクールで邪魔じゃない。
局舎の中では若者群像が展開し、あるものは卒業し、あるものは夢を求めて入ってくる。
目的は、おれたちの放送局を守り育てること。
プロをめざすものには、そのためのステップであること。
ラジオはインビジブルである。
だから、ビジブルな要素をできるだけ演出すること。
とにかく、それで人が集まり、賑わいが生まれるなら、コミュニティFMは地域の放送局としていつか自立するだろう。
そんなコミュニティFMを貴方は想像できるだろうか。


などと又勝手な絵空事を書いてしまったかもしれませんね。
すでにNPOが提起したことじゃないかと言われればそれまでですが、今日はちょっと夢物語に浸らせていただいたわけです。(こんなこと書いて総合通信局に提出しても認可されないのは目に見えていますし)