フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

経費削減

ラジオ業界では依然経費削減の嵐がやまないようです。
2時間枠で月100万円の制作費でやっていた番組。
いきなり来月から枠拡大して3時間になる、現状のスタッフ、出演者でいいから、制作費のアップはなしで何とか、と言う話が来たりするといいます。
3時間でやっぱり100万。
時給でいうと2/3になるのですが、それを当たり前のように要求するのがラジオの世界です。
金がないのは事実かもしれませんが、それで中身が薄くなってもよいのでしょうかという悩みが私のところに寄せられたりします。
多分、背に腹は変えられない、それで質が落ちるならそれも感受せざるをえない、それがラジオの実情かもしれません。
コミュニティFMだったら、もっとシビアな状況もありそうです。
従来、月10万円でやっていた、悪いけど来月から8万円でやってくれ、他のスタッフもそれで納得してくれている、などと言われたりするそうです。
ハイハイと素直に聞いていると、段々に要求はエスカレート。
来月から7万円、今度から6万円、又々悪いけど5万円、というように。
挙句の果ては、ボランテイァでできないのだったら、やめてもらうしかない、なんてことも。
それで単年度黒字で頑張っています、なんて言われたら憮然としてしまいますよね。
淘汰されるべきものは淘汰されるべきだということなのかもしれません。
多くの犠牲の元に細々と続く企業に、未来が果たしてあるものでしょうか。
経費削減にも限度がある、その限度をわきまえていないとラジオには未来がないと私は思っています。
コミュニティFMの方にその限度の認識はおありでしょうか。
下のものに矛盾を押し付けるだけでは、文化は生まれません。
一将功なりて万骨枯る、ラジオがそんな世界にならないことを願ってやまない私です。