フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

売れないラジオ

FM局のCM担当の人と話をした。
私がプロデュースすることになったキャンペーンのCM枠を問合せたのだ。
「夏の1ヶ月あたりをドーンとおさえたいんだけど。空き枠をおしえてよ。」
「大丈夫ですよ。適当に枠を想定してプレゼンしてください。昔みたいに3ヶ月前から一杯なんてことないですから、ラジオ局は。」
決まってからおさえても十分間に合うのだという。
ラジオ局の広告費は減っているとこの欄でもさんざん書いた私だが、現場で実際にそんな状況を見せつけられると改めてラジオ局の未来に不安を感じてしまうのだ。
どこかで上向きに転換する機会はあるのだろうか。
ラジオ局の価値を再発見する機会はあるのだろうか。
そういえばTBSの「アクセス」を聞いていても、純広の割合は低そうだ。
3月までは、提供クレジットとして「三共」があり、ちゃんと製品のコマーシャルも繰り返し流れていたが、今はクレジットは「講談社」になり、コマーシャルはあまり流れない。
多分、後の番組が講談社文庫の番組なので、グロスから流し込んでいるのではと邪推する次第だ。
いわゆる社告ばかりが目立つ「アクセス」。
関東のラジオ局で聴取率ナンバー1のTBSからしてこんな状況。
確かに、広告業界はラジオから引いている。
こんな状況ではコミュニティFMはもっと大変でしょうねえ。
そろそろコミュニティFM局の売り買いなどが現実味を帯びるかもしれません。
新規に立ち上げている場合ではない、などというと言い過ぎになりますが。