フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ネーミング・ライツ・2

昨日の続き。
例えば、あるコミュニティFM局が今年からFMなっちゃんに変わることになったとしよう。
当然、放送局へのイメージも、あのオレンジ色の「なっちゃん」になるわけだ。
局のサウンドロゴも「FMなっちゃん〜♪」だし、ステーション・ブレイクには「なっちゃん」のCMが毎日流れる。
クライアントからすれば、商品名を浸透させるにはもってこいではないだろうか。
これで年間1000万円で済むのだ。
ただ、コミュニティFM1局だけだと、プロモーション範囲が狭いという意見もあるだろう。
ならば、全国に「FMなっちゃん」を増やせばいい。
札幌FMなっちゃん西東京FMなっちゃん北名古屋FMなっちゃん東大阪FMなっちゃん、博多FMなっちゃん那覇FMなっちゃん、エトセトラ、エトセトラ。
FMなっちゃんグループがここに誕生するというわけだ。
グループ・セールスがこれをきっかけにスタートするかもしれない。
コミュニティFMの商品化が図られる、そのきっかけになるような気もする。
だが、こんなやり方は生理的に嫌という人もいるだろう。
看板だけでなく、魂までとられるのではという危惧もあるだろう。
私も個人的にはあまり好きにはなれない。
だいたい、味の素スタジアムだの日産スタジアムだのスカイマークスタジアムだの京セラドームだの、そこまでするかという気分を否定できないのだ。
だが、仕方がないではないか、スタジアムの維持費を出すにはそれが最善策なのだという声には反論する意欲をなくす。
そう、維持費を捻出するには、仕方がないのだ。
まだ、ネーミングライツというおしゃれな言い方でニュースになるだけましではないかと。
コミュニティFMランニングコストを補うために、ネーミングライツを売りませんか?
ひょっとしたら、今年あたりからそんな誘いが各局にもたらされるかもしれない。
う〜ん、実際そのあたり、どんなものなんでしょうねえ。