フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

RABJ

RABJをご存知だろうか。
日本ラジオ広告推進機構というのが正式名称のようで、早い話、ラジオ局に代わってラジオのマーケティングを行ってくれる団体とでも言おうか。
「ラジオの力を伝えたい、RABJは純粋にそれだけを考えています」、Webのキャッチーとしてそういうフレーズが書かれている。
ラジオの力って、実はよくわからない面が多い。
ラジオはそれ自体、目に見えない。
だから、その力は人々の目には見えにくい。
広告主(スポンサー)からも、その効果を測りにくいのは事実だ。
いつも思うが、ラジオ局も媒体効果を語る時、感覚的すぎる嫌いがある。
こんなイベントをやったら、こんなにお客さんが集まりました。
どうです、ラジオの効果はすごいでしょう、で終わったりする。
中味の検討は、広告代理店か広告主まかせ、みたいなところが多い。
Aに対してxという働きかけをすると、Bに対してyという効果があった。
ここにはy=αx+Cの関係性が存在することが証明された、なんて考察は殆ど聞いたことがない。
前にも書いたが、ラジオ局の行うレーティング調査は統計などという高尚なものとはとても思えない。
単なる営業のためのツールであって、そのデータによって普遍的な結果を導くための材料にはなりえないようだ。


どうもあの局が一番聞かれているみたいだ、年齢層的にはたぶん若者が支持していそうだ、ま、多分そんなところだろう。
所詮ラジオ局だし、どこが一番でも広告計画が変わるわけでもないだろうし。


レーティングに億の金をかけても、得られる効果はこれぐらいのものかもしれない。
とにかく、昔から調査のやり方はまるで変わらない。
ラジオ局側に問題意識もない。
私の大学時代の友人はずっと調査会社でこういった統計調査をやっているが、ラジオの統計なんか金になるからやっているだけ、みたいな感想を私に言う。
何か、メジャーな広告業界にとってはラジオなんかもはや眼中にないみたいだ。
RABJは、多分そんな状況を何とかしたいのだろう。
この続きはまた明日。