フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

Radio is red Hot キャンペーン

「Radio is red Hot キャンペーン」、80年代に展開されたキャンペーンであることは2005-11-15にとりあげた。
ラジオは赤く燃えている、とでも訳せばいいのだろうか。
こんなにラジオには活気がありますよ、と広告主にアピールしていたわけだ。
だが、昨今のラジオからは、そんな活気は感じられない。
4月改編を控え、どこも制作費削減の話ばかり。
TBSラジオが関東地区1位、FM802が関西地区1位などと話題にされているが、それでも売上が伸びているという話は聞かない。
どれだけ聴取率が高くとも、広告主の意識はラジオから離れるばかりである。
営業マンの常套句に「何かいい話はないですか〜(大阪風にいうと、何かええ話おまへんか〜)」というのがあるが、ラジオの営業マンがこんな言い方をするとまるで相手にされない時代になっている。
「用もないのに、来るなよ〜」
そう言って、追い返されるのがオチだ。
コミュニティFMが冴えない、なんていう以前に「ラジオが冴えない」のである。
地域規模で何とかしようと思っても、できることは限られている。
ラジオが元気にならないと、コミュニティFMにまでお金がまわってこない。
とにかく、民放ラジオにもっと活気が戻って欲しい。
制作費削減なんて役所の人間でもできる。
民間業者なら、投資するべき場面では、躊躇なく投資すべきだろう。
制作費(=投資額)を減らして、前以上にリクープしたいなんて虫がよすぎる。
デジタルラジオにも様子見、インターネットの活用には消極的、従来と同じ商売を安い経費で維持させるなんてスタンスに未来があるはずもなし。
金のあるうちに何とかしてほしい、ラジオ各局への私のお願い。