フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

シンポジウム・2

犬山商工会議所で行われたコミュニティFMのシンポジウム。
地元のいくつかのコミュニティFMの方々とも情報交換させていただきました。
又、これから開局を準備されている方も熱心に話を聞いておられました。
そのコミュニティFMに機材を納入しようという業者の方、音源を供給しようという方もこられており、コミュニティFMをとりまくビジネスというのは、未だ活発と言う印象もありました。
確かに初期費用として2000万から3000万が動くことを是とされているわけですから、コミュニティFMを開局しようという方々が営業対象にされるのは当然なのかもしれません。
私が、当日のスタッフの方から要望されたのは、「とにかく辛口のコメントをお願いします。どんどん否定してください、肯定的な話は聞き飽きているので」ということ。
確かに業者の方、コンサルタントの方が、コミュニティFMは儲からないからやめなさいとは言いませんよね。
そんなの自己否定そのものですから。
で、多少ともコミュニティFMの現状を知る私、ビジネス的には成立していないし、今後もしないということだけは伝えてきたつもりです。
あんまり本質的なことばかりを言うと身もふたもないので、少しは夢を持てるようなコメントも付け加えて。
とにかく、地方は「何か」核になるものがほしい、その核の一つがコミュニティFMという認識のようです。
何も作らないより、何か作ったほうがいい、現実に隣接市がコミュニティFMを開設していたりすると、例え赤字になっても、希望の星だけは持っていたい、そんな心境なのでしょうか。
寂れる街、寂れる商店街。
自分達の町を何とかしたい、今なら、コミュニティFMを開設するぐらいの金は集まる・・・。
補助金で無駄な会館作ったり、高速道路を作ったりするよりはましではないか、そんな気持ちもあるのかもしれない。
もうからないことがわかっていても、コミュニティFMは地元にとって作る価値はあるのだというメッセージ。
それを受け止めて、戻ってきたわけです。