フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

商品って何?

コミュニティFMの商品って、何でしょう。
普通、放送局にとって、商品とは電波です。
その電波は限定的なもので、誰でもが商品として利用できるわけではありません。
商品はコンテンツだと言う人もいますが、それは別に放送局が独占的にもてるのもではありません。
しかし、電波は独占できます。
放送局=キャリア(carrier)という考え方です。
つまり電波だけ出していればいい、いわゆる送信設備を持った事業体ということになります。
放送局の本質というのは、多分そういうものだと言えなくもないのです。
デジタルラジオを運営するマルチプレックスというのは、まさしくcarrierとしての放送局なわけですね。
で、そうシンプルに考えてしまうと、コミュニティFMの商品とは電波そのものであり、何を放送するかは別の事業体が考えればいいのではということもできそうです。
アメリカで増殖しつつあるクリアチャンネルというのは、、このcarrierとしての各地域の放送局をメディアとして活用するコンテンツ事業体と言えるでしょう。
この考え方は多分合理的な発想だと思います。
コミュニティFM各局がシンプルなcarrierだと考えれば、クリアチャンネルのようなビジネスモデルはソリューションとしてはありだと。
じゃ、どこかの資本が日本でクリアチャンネルのようなものができるかというと、これが日本の制度とぶつかってなかなか難しいようです。
J-WAVEミュージックバードの再送信は問題なくても、コンテンツ事業体がcarrierとしてのコミュニティFMを手段化するというのは簡単には認められないのではないでしょうか。
すでにできてしまったコミュニティFMを救済する方法として、クリアチャンネル方式はありだと思うのですが、コミュニティFMの皆さんにもなかなか理解は得られないような気がします。
放送局=carrier、そういう考え方については皆さんどう思われますか?


※クリアチャンネルについては、2004-08-31のブログ参照。