フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

放送局は副業?

昨日、放送局は副業化して、インターネットを本業にしたらという人の話をしました。
考えたら、ライブドアもそう思って、ニッポン放送の株を買い占めたのかもしれません。
楽天も同じという考え方もできます。
ネットを本業にしたビジネスのツールとして放送局を位置付けるとすると、放送局といってもワンオブゼムと嘯きかねないホリエモンの気持ちも理解できそうです。
放送局がスポンサーあっての放送局で、その売上がすべて企業の宣伝費から出ているとしたら、その宣伝費がネットにどんどんシフトしているというのは危機的状況以外のなにものでもありません。
ネットに投じられる宣伝費(広告費)が、雑誌広告に並び、やがては新聞、テレビに追いつくとしたら、何が本業で何が副業かの決着はつきそうです。
ネットが放送局を包含する、それこそが放送と通信の融合の顕在化なのでしょうか。
結局、IT時代は金が構造を決定してしまう時代でもあるのでしょう。
その際、伝統も意味なく、本家も元祖も先祖代々もほとんど重んじられなくなるような気がします。
今まで見たこともなかった社会、それがIT社会、未来社会、ジョージ・オーウェルの予言した社会になる可能性だってあるかもしれません。
そういった裏面から見たIT社会は、もちろん私にとってはNOです。
ただ、いつまで素朴な気持ちでNOと言っていられるか、正直なところ私には自信がありません。
ひたひたと、何かの力が伝わってきている、杞憂であればいいのですが、どうしても気になってしまいます。
あつい雲が覆う未来都市の姿は、スティーブン・キングの小説の中だけにしておいてほしいものです。