フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

かんさい土曜ほっとタイム

NHK大阪制作の「かんさい土曜ほっとタイム」をよく聞いている。
東京に住むようになってから、早いもので今年で18年目。
東京文化に違和感を感じつつ暮らした年月だったが、その中でもNHKラジオの「かんさい土曜ほっとタイム」には心和んだものだった。
始まったころは、月に1回だけだった。
佐藤誠アナウンサーのまったりした大阪弁にうんうんうなづき、アシスタントで漫画家の尼子騒兵衛さんのほっこりした合いの手に文化を感じたりした。
その後、尼子さんは忙しくなったということで、海原しおりさんに代わり、テニスの沢松奈生子さんになり、結婚(出産だったっけ)とかで、西川かのこさんが登場することになったと記憶している。
とにかく東京には絶対にない番組の進行パターン、「ふるさとのなまりなつかし停車場の 人ごみの中にそを聞きに行く」という啄木と同じ心境で今も聞いている次第。
最近では、ラジオではないが読売テレビ制作の「なるトモ!」も気に入っている。
こちらも東京ではめったにお目にかかれない進行。
東京人には受け入れられないということで、今年の3月にネット休止らしい。
ちょっと残念、そんなに受け入れられていないとは思えないのだが。
ローカルものとしては、HTB制作の大泉洋の「水曜どうでしょう」も面白い。
北海道では昔に流れていた番組が今ごろ全国の津々浦々で放送されるというのもほほえましい。
いい番組というのは、確かに才能と才能のぶつかり合い、その丁丁発止が面白いのだとつくづく思う。
今でも面白い番組を作れといわれれば、そこそこのものは作れるような気がする。
妥協しない、新しいものにチャレンジという精神があれば、ある程度のリスナーはつかめるはずと思っている。
才能がさび付いてしまっている可能性もあるので、えらそうなことを言うべきではないかもしれないが。
作り方さえ知っていれば、コミュニティFMだって十分面白い番組を制作できるはず。
レシピがあって、そこそこ材料がそろっていれば、多分あなたにも作れると思いますよ。
レシピも材料もないといわれたら、困りますけどね。