フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

弱者のラジオ

ラジオはもっと弱者を大切にすべきなのではと昨日思ったわけですが、コミュニティFMはどうなのでしょうか。
弱い人をサポートするメディアって、一体他に何があるのでしょう。
弱者なんかほっとけ、弱者になることが悪いのだ、という意見も聞かれたりします。
<自己責任>という無責任な論調もよく耳にするようになりました。
確かに強者には自己責任という義務は必須かもしれません。
しかし、弱者に自己責任を強要するのはどうなんでしょう。
学校や職場でのイジメって、今もどこかで行われているかもしれません。
イジメの構造って、多数による弱者の迫害に他なりません。
じゃあ、弱者になるのは自己責任かというと、半分以上は単なる運!という人もいます。
運が悪かったから、弱者という立場を押し付けられただけなのです。
じゃあ、運も自己責任だ!なんていうと社会が成り立たなくなります。
社会がバランスをもって存在するためには、弱者に対する思いやりは不可欠なのではないでしょうか。
弱者は金にならない、弱者は効率よく利益を生み出すには邪魔だというのでしょうか。
今の社会のパラダイムには、そういう危うさが秘められています。
口当たりのよい、ワンフレーズ・ポリティクスではその部分が落ちてしまう、最近痛感することのひとつです。
繰り返しますが、ラジオはもっと弱者をフォローしてほしい。
マイクの向こうにいるのは、強い消費者ばかりではないのです。
何とか日々を生きている人たちも一杯います。
ギリギリで生活をしている人、人の迷惑にならないようにと気を使って生きている人も一杯います。
そんな人たちを励ますメディア、ラジオの機能の一つとして追加して欲しいフレーズだと切に思います。
人は常に健康であるわけではありません。
強者でありつづける保証は何もないのですから。