フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

冬のラジオ

ベッドに横になりながら、ラジオを聞く日々。
多少頭が重い日は、テレビは身体に辛いのです。


皆さんから大丈夫ですかのメールをいただきました。
気を使っていただいて恐縮です。
まだ完全ではありませんが、何とか仕事をこなしはじめています。


で、ラジオの話です。
冬のラジオって、本当はもっと暖かいほうがいいと思いました。
できれば、元気で外を走り回っている人に合わせるのではなくて、悩んだり、迷ったり、元気を失っている人を相手にしてほしいと思いました。
元気な人には、いくらでもメディアがあります。
でも、弱い人にはラジオしかないのではないかと思ったりしました。
弱者は暖かい言葉がほしいのです。
胸にしみこむような愛情のこもった言葉がほしいのです。
今のラジオにそんなものがどれだけありましょうか。
現在入院している人、あるいはホスピスにいて自分の死期を意識しながらラジオを聞いている人、必ずいるはずなのです。
豪雪の中、いつ落ちるかもしれない屋根の下で、小さくなっている老人、その人たちにラジオはどんな励ましを送っているでしょうか。
ラジオは、多分弱者のために必要なメディアではないか、それが私の最近の感想です。
もちろん、それだけでは商売にはならないでしょう。
弱者で商売する業界というのは、決してメジャーではないかもしれません。
でも、ラジオは弱者をもっと意識して作って欲しい、つくづくそう思った次第です。