フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMと図書館

だいぶ前に図書館とコミュニティFMを一体化したらどうだろうという話をしました。
図書館ほどコミュニティの形成に役立つ場所はないと思うのです。
最近ほとんど本は買わない、もっぱら図書館から借りているという人、多いと思います。
私もその一人。
インターネットが普及してから、本を手元に保管しておく必要がなくなったというのがその理由です。
おかげで、部屋が本で埋まることもなくなり、机の上もパソコンとちょっとした書類だけの状況です。
スペースを有効利用できるようになり、私としては快適ということになるのかもしれません。
ついでにいうと、CDも音源をハードディスクに入れるようになって、格段に需要が減っています。
本を買わなくなると同時にCDも買わなくなる。
音楽業界のビジネスモデルの変化が起きるのは必然だったわけですね。
閑話休題
図書館の費用って、すべて自治体の予算から出ています。
つまり住民が負担しているということになるわけですが、それに文句をつける人はあまりいません。
図書館はあってあたりまえ。
むしろない方が問題だ、住民の意識はそんなところだと思います。
コミュニティFMはどうでしょう。
局によっては、売上の半分以上自治体から出ているところもあるようです。
木村太郎さんは、役所がコミュニティFMの費用を出すのは当たり前だ、それだけの機能をコミュニティFMが担っているのだからと話しておられました。
ある人は、コミュニティFMなんか今のままでは何の役にも立たない、それに毎年予算をつけるなんて問題だといっておられます。
つまり、コミュニティFMが当初の機能を果たしていれば、自治体の予算から費用を出しても問題はない、ということですね。
コミュニティFMが図書館のような存在になれば、誰も文句を言わなくなるわけです。
そんなことが可能か?
私の答えはこうです。
他に、無料の図書館がない場合、近くに図書館自体がない場合、それは可能です。
無料の図書館=民放、近くに図書館がない場合=北海道などのサービスエリアが広い地域、ですね。
言い換えれば都会では、コミュニティFMが図書館のような存在になるのは無理ということになるでしょうか。
ほかにもあるのに、なぜわざわざ我々の税金を使って、そんな聞きもしない放送局を維持しないといけないのか、そういう人も出てくるでしょう。
木村太郎さんのおっしゃることは正論かもしれませんが、説得力は今ひとつかなと思ったりしたわけです。
明日もこのあたりの話を続けたいと思います。