フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

理解されていない

あるFM局の人と話をしました。
最近、何をしているのですかという話になり、コミュニティFMのブログを書いていますと私。
コミュニティFMですか、でも、もうだめなんでしょう。」
さらっと言われてしまいました。
「そんなことないですよ。去年も10以上の新局も生まれましたし、今年も同じぐらいの局ができるんじゃないかと思っているんですよ。」
どうも、その人の中ではコミュニティFMはもう済んだメディアみたいなイメージのようでした。
関心は、デジタル化の方に向いているみたいでしたし、それ以上にもはやラジオ局自体が持たないと思っているように見えました。
「ま、私達の世代で、ラジオの時代は一区切りですね。」
自分が定年になるまでは何とかなるが、それ以上は知らんということなのかもしれません。
20代や30代の局員が聞いたら怒るかもしれませんが。
今もうかっているラジオ局が行き詰まるとしたら、コミュニティFMは一体どうなるのでしょう。
できることは一つ。
今のラジオのビジネスモデルを完全に忘れることです。
スポンサーからスポットとかタイムの電波料をもらい、会社を経営するという考えを捨てることです。
そりゃ、そうでしょう。
本家本元が、早晩今のビジネスモデルでは生きていけないと考えているのですから。
どうしたらいいのかは、私もこの欄であれやこれやと書いてきました。
残念ながら、絶対成功するモデルを提起するところまでは浅学にして行っておりませんが、参考にはなると思います。
とにかく、コミュニティFMのマニュアルに書いてあったようなビジネスモデル、つまり電波料でかせぐという考え方を疑ってほしい、そんな考え方をコミュニティFM局に持ち込もうとする放送局関係者の言葉を鵜呑みにしないでほしい、とりあえず言えることはそういうところでしょうか。
既存のFM局の人さえ、コミュニティFMに対する理解はされていません。
これから作ろうと言う人は、よほどの強い意志をもって難局に対応するしかないと私は思います。