フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

意見を求められて

コミュニティFMをやることになった。
今までのやり方を改めて、もっと面白い放送局にしたいと思うんだけど知恵貸してくれないか。


ある人からそう言ってアイデアを求められました。
私は、全体のプロデュースをするか、ある部分の制作を請け負うことはできますが、その中間はできませんと答えました。
本当にそうなんです。
誰かの考えたコンセプトにそって、それを補強するようなプランを考えるというのはあまりしたくないのです。
労多くして功少なし、まさにそういう心境です。
でも、私に知恵を借りたいと言う人、ほとんどが自分の考えたコンセプト、あるいは出資者が考えたコンセプトにそったプランづくりを望む人なのです。
それが、中味のあるコンセプトならまだ対応のしようもあるのですが、ほとんどが現実的でないというか、頭の中だけで作った代物。
それをフォローするのに労力を相当とられ、失敗したら私の責任を問われるし、成功したら自分の考えたコンセプトが正しかったんだと自画自賛される。
そんなのどう考えてもフェアじゃない。
で、私は基本的に、全体のプロデュースを任せるか、すでに決まった部分を制作者として請け負うか以外はしませんという結論を持つようになったのです。
何が正しいのかと言う議論もしたくはありません、時間の無駄です。
私がこうしたらいいと思うことを、皆さんと議論するのはかまいません。
それはこうしたらいいのではとか、私はこうやって前に成功したことがあります、という提案を踏まえた議論であってほしいと思っています。
正しいか間違っているかなど、作業をスタートさせれば誰の目にもはっきりしてくるでしょう。
やる前から、頭の中だけのイメージで議論を戦わせるような時間を費やして欲しくないのです。
まず実行、検証は後、私はそれでいいと思っているのですが。