フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

構成作家

確かに、最近のラジオの世界では構成作家が減ったなという印象がある。
台本を書くだけでなく、音楽の選曲もやったり、ゲストのブッキングもやってくれる。
出演者の相談にも乗ったり、こんな情報がありますよと個人的なコネクションを作ったり。
情報におけるキーマンという位置付けだったと思うのだが、今はそんな人は要らないということなのかもしれない。
そんなのディレクターがやれ、出演者が自分でやれ、という風潮もあるようだ。
ま、金がない、人材がいないから自分でやるしかないと言うのなら仕方がないが、少しでも可能性があるなら、構成者はいた方がいいと私は思う。
一言でいって、世界が広がるのだ。
スタッフは多い方が面白い番組が作れるというのは真理だろう。
少数精鋭でも勿論面白い番組は作れないことはないが、長く続けているとその差がはっきりしてくるはずだ。
とはいえ、アメリカンDJスタイルだと別に構成作家もいらないし、ディレクターだっていらないというのも事実。
私も、そういったDJスタイルで番組をやったことが何回もある。
そういうものだと考えれば、それでよいような気もするが、何となくワンパターンな印象もある。
個人的には、やはり出演者、ディレクター、ミキサー、構成作家という組み合せが一番内容のある番組ができると思っている。
またそうでなければ、クライアントの要望に応じるのも難しいのではないだろうか。
アメリカのように、スポットのみで商売するのとは違い、日本ではタイム売りがメイン。
ワンマンで制作する番組をクライアントに買ってもらえるかどうか、私も自信はない。
コミュニティFMのように、タイム提供枠があまりないラジオだと、ワンマン体制も可かもしれない。
でも、ワンマンでやっているコミュニティFMって意外とないようなのだが、何か特別な理由があるのだろうか。
ワンマンじゃ、番組に責任がとれない?
ま、そういう意見もあるでしょうねえ。