フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

FM横浜の思い出

FM横浜が開局したのは今から20年前の1985年。
話題になり始めたのが次の年の86年だった。(J-WAVEは88年開局)
やや硬直的と思われ始めていたFM東京の編成に飽き足らない層が、一斉にFM横浜に流れたと言われていた。
広告代理店の人も、やっとハンドリングしやすいFM局ができた、これでスポンサー開拓ができると意気込んでいたのを覚えている。
とはいえ、そういう話は聞こえてきても、どんな放送をしているのかはサービスエリアに住んでいないものにはわからない。
少しでもいいから聞きたいものだと思っていたら、何とオンエアを電話で流すサービスを始めたという。
ある番号に電話をかければ、オンエアがずっと流れているのだ。
言うならば、天気予報とか時刻案内のようなものだ。
私は、比較的電話代の安い11時以降に放送局のスタジオの卓の前にすわり、電話線を通る「FM横浜」の放送を何度か聞いた。
別に何がどうという放送ではなかったが、アンチFM東京のコンセプトから作られる番組ってどういうものなのかを知りたいと思ったのだ。
で、最近ふと思った。
あれは、通信を使った放送だよね。
著作権処理はどうしたのだろう。
有線放送による再送信(それも非合法?)が看過されていたのだから、電話線による再送信なんて尚更相手にしなかったということなのだろうか。
あれが許されて、何故コミュニティFMのインターネット放送は許されないのだろうか。
送信可能化権
ああ、そういうのが後で規定されたなあ。
何か色々思いつきが浮かんでくるのだが、無責任になりそうなのでやめておく。
昔のFM横浜のことを思い出したので、ちょっと書いてみたと御理解下さい。