フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ラジオ漬け

今日は東京の事務所で書類の整理に追われた。
その間、ずっとラジオをつけっぱなし。
TBSとNHK第一を行ったり来たり。
他のラジオは聞こうとも思わず。
こんなリスナー、多分私だけではなかろう。
中年の男性の好みに合う放送とでもいうのだろうか。
車に乗っている時は、音楽でも聞くかということでFM放送に合わせたりするのだが、それ以外はほとんどFMは聞かなくなった。
音楽はきっと若者しか聞かないと思っているのだろうか、どうでもいい曲を中途半端なサイズでかけ続けている。
曲のイントロにのっけて喋るのがそれほどかっこいいと思っているのだろうか。
うざいサウンドステッカーも要らん。
ワンパターンのくせにこれが一番洗練された曲のかけ方だと錯覚しているのだろう。


さすがに、考え事をする時はラジオは邪魔だ。
で、今は何の音もしていない。
サーバの唸る音と、エアコンの風音。
電車の通り過ぎる騒音、etc.


クイックジャパン」の最新号でラジオが取り上げられていた。
前の号の「山下達郎特集」で私も取材され、それ以来チェックするようになった雑誌である。
明石家さんまさんが「MBSヤングタウン」をずっと続けているという話が掲載されていた。
その中で、お笑い人はラジオに出ないとダメみたいな話が出ていた。
ヤングタウン」は3時間の番組、その中で「ぼくは喋り続けた」というのだ。
音楽に逃げたり、他の人に話を振ったりしない。
自分の裁量だけで、3時間しゃべる、それができないとお笑いはできないというニュアンスだ。
なるほどと思った。
別にお笑いの世界だけではない、DJも又そうあるべきではないかと思わないでもない。
もちろん音楽を待っているリスナーがいる場合は別だが、「ラジオをただ聞いている」というリスナーには、3時間のうまいDJのおしゃべりは、ありのような気がする。
というか、3時間、客を逃がさないしゃべり方ができれば立派な話芸である。
3分でしゃべることがなくなる人もたくさんいるのではないか。
音楽に逃げない、他の人に話を振らない、資料をそのまま読んだりしない、ただ自分ひとりがいて、自分の脳の中のコンテンツだけで勝負という時間、あなたなら何分持つ?
私なら・・・。
最近、すぐには思い出せないことが多いから、あんまり自信ありませんねえ・・。
でも、1時間ぐらいなら・・あ、やっぱりちょっと無理かなあ・・・。