フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

デジタルラジオ攻防戦

デジタルラジオ新会社の説明会があったので参加してきた。
TFM、TBS、LF、QRから参画されている方が説明をされる席におられたが、J-WAVEの方は誰もおられなかった。
一応資本参加されるようだが、一線を画しているという印象はぬぐえない。
様子見ということなのだろうか。
説明を聞いていて、ポイントを2つほど感じた。
一つは、2008年迄に何が何でも成果をあげるという意気込みだ。
400万ユーザー獲得、単年度黒字達成、それがメルクマールなのだとか。
二つ目は、当面は携帯電話を端末として普及させ、カーナビとかPCとかは後回しということ。
携帯は買い替えサイクルが早いから、新規需要を掘り起こしやすいと見ているようだ。
さて、この説明で新たに資本参加される事業体がどれだけ出てくるだろうか。
発足時には100億円、その後全国にデジタルラジオを展開するためにそれ以上の額を増資すると言うのだが。
失敗したらどうするんだろう。
最新号の「R25」(リクルート社)で、ケータイ向けのワンセグ放送(テレビ)を取りあげていた。
ネット端末としての携帯電話向けの放送にはビジネスチャンスがあるはずと結論付けている。
当面は、現行の地上デジタル放送と同じ番組が放送される(サイマル放送)が、2008年から双方向を生かしたオリジナル番組の放送も解禁される予定だと書かれている。
本当かな?
デジタルラジオ陣営がそう簡単にウンとは言わないだろうが、技術はそういった既得権者の思惑をどんどん越えはじめているから、そうなのかもしれない。
ただ一つ気になったこと。
デジタルラジオの担当者が中年以上のオッサンばかり。
ITの世界とえらい違い。
もっと若い連中を責任者にしないと、新しい技術に対応できないのではないだろうか。
放送業界って、結局オッサンがのさばりすぎている業界なんでしょうね。