フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

DJ志望・2

ちなみに昨日ぼやいていた人は30代の前半。
ぼやかれていた若者は20代の前半である。
世代間の意識の差と言うのは仕事の世界で増幅されるような気がする。
私から見ると20代も30代もそれほど違いがあるようには思えないが、近接する世代には違いは歴然とわかるものなのだろう。
DJ志望の若者に私が言いたいのは、それは歴然とした実力の世界であるということだ。
優れているものが勝つ、強いものが勝つ、結果を出したものが勝つ。
「よくがんばりました」などという評価などない。
できるものしか残れない、またできないものを残す理由もない。
残ったものはプロと呼ばれる。
マチュアでよいというなら、自称DJで周囲をうろつくのは自由だ。
プロの話は今迄も何回かしてきた。
毎回、コンスタントに合格点をとるのがプロ。
たまに100点をとったとしても、調子が悪ければ50点というのではアマチュアである。
もはや何も言うことがなくなっても、何とかその場を取り繕えるのがプロ。
しかもそんな状態でも、聞き手は「さすがプロだ」と感動していたりする。
プロの力は偉大である。
家を建ててもらうのに、アマチュアに頼もうなんて人はいまい。
年期の入ったプロの仕事だから、納得して高い金を払うのだ。
医者もまた同じ。
誰が好き好んで素人のような医者に見てもらおうと思うだろう。
放送の世界だって、もっとプロを大事にしろと言いたい。
中途半端な商品を誰が買う?
ラジオだから、放送だから、少々下手くそでも買ってやろうなんて誰が思う?
プロ意識のないDJに金を投資する人はいまい。
あなたの能力は本当に金をかせげる水準に達しているのか?
日々自分に問い続ける、それがプロのDJの第一ステップではあるまいか。