フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

代弁

メディアに何を望むかといえば、それは自分の代わりに発言してもらいたいということではないだろうか。
自分はこういうものが欲しい。
メディアに取りあげてもらって、メーカーにそれを作ってもらうよう言ってほしい。
自分はこう考えている。
その気持ちを役所とか関係者に伝えてほしい。
今、こういうことに悩んでいる。
その答えを医療関係者から聞いてメディアで伝えてほしい。
ラジオに限定すると、「今、こういう曲が聞きたいからかけて」とか「あるアーチストの情報知りたいから本人に聞いてきて」などがありそうだ。
最近、私は夜散歩する時にいつもTBSラジオの「アクセス」を聞くようにしている。
政治問題とか社会問題とかをリスナーを交えてトークバトルしているのが面白い。
最近こういうディベート系の番組が増えてきたようだ。
「アクセス」などは、意見を言う人が中年以上の方が多いようで、きっとそういう層に支持されているのだろう。それが今のTBSの視聴率好調の原因となっているのかもしれない。
テレビでは「たけしのテレビタックル」とか「たかじんのそこまで言って委員会」などが人気のようだが、これらは言わば討論をバラエティ化することに成功したといえるだろう。
トークラジオも一つのバラエティ番組だと考えれば、演出者側の工夫すべきところはもう少しはっきりするような気がする。
で、コミュニティFMなのだが、はたしてこのバラエティ番組というのを作ることができるかどうか。
バラエティ番組と言うのは、出演者にすべて役割がある。
発言で柱を作るキャラ。
その柱に装飾をつけるキャラ。
それらに難癖をつけるキャラ。
大人しくじっと話を聞きながら、時々わけのわからないことを言ってけむにまくキャラ。
ここぞという時に切れるキャラ。
バラエティ番組って、意外と演出は難しい。
コミュニティFMにそんな演出力のあるディレクターはいるか。
それぞれのキャラを見事にこなせる出演者はいるか。
だけど、キャラがリスナーの代弁をするとしたら、確かにある程度のタレントは必要だろうな、バラエティ番組を作るとしたら。
ボランティアでどこまでキャラを演出できるか。
何度も言うようだけど、要は調理人(ディレクター)の腕次第だと私は思うのだが。
バラエティ番組なんかコミュニティFMには要らないというのなら、ま、今日の私の話は無視して下さい。