フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

制作者のキャパシティが問われる

表現に独自性があり、またクリエイティブでもある。
そんなラジオはきっと好まれるはず。
表現が陳腐だったり、単なる真似だったり剽窃であったりすると、リスナーはしらけてしまうだけだろう。
ワンアンドオンリーであれ、クリエイティブであれ。
日々、その言葉を繰り返しながら、番組制作に当たって欲しいと願う次第だ。
情報発信者に問われるものは多い。
それも日々の発信となると、制作者のキャパシティの大きさが絡んできそうだ。
別に飛車や角を手駒に持つ必要はない。
歩が3枚あれば、何とかなるということもある。
要は、歩の可能性にかける度量というか、戦略というか、そういったものが関係してくるのだと思う。
前にも言ったが、調理人の腕があるかないかによるだろう。
冷蔵庫の中にあるものだけで、簡単に料理を作る人がいるが、多分コミュニティFMにもそういう達人が必要なんだと思う。
調理のバリエーションをどれだけ持っているか、どれだけ材料の特性を知り尽くし、ユーザーの好みに合わせることができるか。
形式だけにとらわれ、そんなものなら自分でも作れると思って、形だけを整えた料理を出してはいないだろうか。
料理人に修業がいるのと同様に、ディレクターにも修業がいるのだ。
そして、免許皆伝になるにはどうしたらいいかがわからないまま、経験だけで番組を論議するようになってしまう愚を犯してはいないかと自問自答して欲しい。
自分を客観的に見る眼を養い、日々進歩する自分を実感できる、そんな制作者を目指して欲しいと私は願っています。
料理の道では、達人は各地におられます。
放送においても、それが不可能なわけはないはずです。