フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コア・ターゲットの番組作り

sparkさんがコメントされた「レゲエ」をキーワードにした番組というのは面白いですね。
「レゲエ」とか「クラブ」とか若者文化のコアな部分をサブカルチャーとして紹介する番組は可能性があるような気がします。
渋谷FMもコンセプトは「クラブ」という印象でしたから。
問題点としては、これらの若者サブカルチャーものは、地域に若者マーケットが存在しないとクライアントニーズに対応できないというのがあるようです。
少しローカルな地域へ行くと、マーケット自体が貧弱(つまりあまり若者がいない)ゆえ、番組コンセプトに無理が出てくるかもしれません。
東京のMXテレビで、昔深夜に固定カメラでクラブDJをずっと映しているだけの番組がありました。
クラブ系ミュージックとDJの動き(大して動かないが)を目玉にした番組とでも申しましょうか。
スタッフの話では、そこそこコアなファンがついていたようです。
ラジオって、コアなファンを獲得するということが大事なんだと思います。
例えば、声優さんの番組というのがあります。
私も三ツ矢雄二さんとか富永ミーナさんの番組を作ったことがあるのですが、確かにコアなファンがたくさん応援してくださいました。
面白いハガキが一杯届くし、イベントをやれば「いつも聞いてますよ〜」というファンが殺到します。
クライアントニーズも驚くほどありました。
オタク層は金を持っていると言われたりしていますが、確かに自分の好きなものには金は使うというのは確かなようです。
この世界は一般の常識があまり通用しないと思ったことも何度かありました。
10万円で1万セット限定などという商品が、あっという間に完売なんて信じられないというか。
これで売上10億なのですからね。
しかも、その商品って、普通の人ならまず興味がもてないようなものだったりするので、一般人の私としては番組を作るにあたってどう考えたらいいのかと悩んだりして。
コアな層をターゲットにする番組は、作る方が本当に大変です。
でも、商売第一ならコア層を狙うのがラジオの生きる道だと思う次第。
コミュニティFMがどれだけコア層と対峙できるかが鍵かもしれません。