フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

CEATEC JAPAN

海浜幕張の「CEATEC JAPAN」に行ってきました。
デジタルラジオ関連の展示が昨年より増えたという話だったのだが、実際はあまり進歩なし。
少々がっかりというところが本音ですかね。
地上デジタルワンセグテレビはほぼ仕様が決定したようです。
13セグのうち、12セグをハイビジョン仕様で放送、残ったワンセグサイマル放送をするというのが結論らしいのですが、多分これじゃビジネスチャンスが増えたとはいえなのではないでしょうか。
今やっている放送を精密にしたバージョンとアバウトにしたバージョンの二つのバージョンが生まれるわけですが、根本的には同じものですから商売の機会が増えることにはならないでしょう。
今と同じなのに、投資総額だけが増えるのではビジネスとしてどうなのでしょう。
サイマル放送しか認めないという行政方針が足かせになるのかもしれません。
ま、そのうちこの規制も緩やかになるのは目に見えていますが。
メーカー的には、どこも新しいビジネスチャンスと位置付けて、そこそこ投資もされていたのが印象的でした。
さて、デジタルラジオです。
ラジオ事業体にとっては映像が使えるようになるというのが加わるわけですが、今のところこれといったビジネスモデルが考えられていません。
映像作るのには金がいる。
でも、そんな映像へのニーズが実際にあるのか、スポンサーが新規につくのか、と議論されているようです。
データ通信に活路を見出せるのではという人もいますが、BSラジオが見るも無残な失敗に終わった以上、データ通信だけでどこまで商売になるのでしょうか。
コミュニティFMの方々には色々とデジタルラジオに不安をお持ちのようですが、今のところすぐ何がどうなるという話でもないと思って、しばらく静観されるのが賢明かと思われます。


ということで、ターゲットの話はお休みにして、CEATEC JAPANの感想などを書いてみました。
とはいえ、私もデジタルラジオをビジネスにするプロジェクトの一員ですので、来年ぐらいにはあっと驚くようなビジネスモデルを考えたいと思ってはいるんですけどね、どうなりますやら。