フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

面白い現象

渋谷で行われている「大・大阪博覧会」、2日目に入ってますます大盛況である。
東急東横店で行われている「なにわうまいもの市」は予想以上の人出で、出店者が大慌てしているようだ。
早々と商品がなくなり、お詫びのコメントが張り出されていたり、休憩する暇もないので明日からどうしようという焦りすらお店の人から感じられる。
蓬来551の豚まんなんか、買うのに1時間半から2時間待ち。
大阪のお土産ナンバー1ということもあり、それだけの潜在需要があったということだろう。
おまけにガンとして東京出店をしないということも、これだけの人を集める要因なのかもしれない。
しかし、イカ焼きを買うのに60分待ち、タコ焼き買うのに40分待ちなんて尋常じゃないと大阪育ちの私は思ってしまいますね。
ある人がこう言っていたらしい。
従来、こういう物産展に大阪からも出品していたが、いつも予想以下の売上だった。
だから、今回も出店に二の足を踏んでいたのだが、大きな誤算のようだと。
いったい、従来と何が違うのだろう?


もう一つの目玉に、通天閣ビリケンさんが初めて東京に出座されたというのがある。
ビリケンさん、はてなでも説明されているが、Wikipediaの方が詳しいので、以下にURLを。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AA%E3%82%B1%E3%83%B3
何かよくわからない存在だが、足の裏に触ると霊験あらたか、なんだとか。
幸せになりたいと言う人が何と列をなして並んでいる。その数100人あまり。
お参りの列はこちらです、と声を枯らす係員。(ああ、お参りなんだ)
前にはお賽銭箱があり、まるで神社のようである。
お賽銭を入れ、両手を合わせて拝んだ後、足の裏を何度もこする。
前の人がそうしているものだから、皆さん同じように賽銭を入れ、両手を合わせ、しかる後に足の裏をおそるおそるさわっている。
大阪ではあまりお目にかかれないお参りの形式である。
ビリケンさん、一体貴方は何なの?


東急文化村にある東急本店は、きわめてセレブなデパートとして有名である。
有名ブランドがゆったりとディスプレイされている横に、大・大阪博覧会と書かれた大阪風こてこてのオブジェ。
何たるミスマッチ。
よく本店の担当者がOKを出したなと感心する。
本当に東急百貨店のK部長の努力の賜物である。
特設会場では、元阪神タイガースの掛布さんと真弓さんのトークショー
プロ野球なんか、お客さんは来ませんよと店の担当者が話されていたそうだが、案に相違して超満員。
今、旬の阪神の話題は大いに会場を盛り上げていた。


つまり、渋谷に大阪をぶつけるのは大いにありだったという結論のようだ。
大阪は点で勝負するのではなく、面で勝負すべきだと思った次第。
それぐらいの広がりと深さを大阪文化はもっていることを再認識した。
というわけで、今日はコミュニティFMの話はやめて、私の印象を書き記した。
マーケティングの実例としては実に興味深い現象であった。